四時随順

俳句とエッセイ / やまだみのる

黙祷の一分間や蝉時雨

蝉

黙祷の一分間や蝉時雨  みのる

わたしの妻は被爆二世である。

帰省ついでにときどき平和公園を訪れて鎮魂碑を巡る。半世紀を経て美しい緑の楽園となった公園には観光客や修学旅行生たちが屯している。

当時の想像を絶する悲惨さは原爆ドームや記念館の資料でしか計り知ることは出来ないけれど決して忘れてはならないと思う。そして後世の子供たちにも伝えて行かねばならないと…

猛暑の8月6日、今年も広島原爆記念の日がやってきた。過ちは繰り返さないと平和宣言のたびに誓いながら、なお核実験を繰り返す人間の愚かさ、弱さを思う。神はいつまで許されるのだろうか…

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